成岩神社の祭礼には成岩3区から東組旭車・南組南車・西組神車の3台が、成岩4区から北組成車の合計4台が曳き出されます。
町内曳き廻しでは、成岩神社への打ち込みに先立ち、南北から各区の神楽・山車が善六角に出合います。豪華な大幕と立川和四郎などの彫刻とともにその壮麗な光景は見るものを圧倒することでしょう。
成岩3・4区について
成岩3・4区は旧成岩町の中心地であり、明治23年成岩町が成立して5区制となった時点で、その第3区馬場と南組と、第4区北村がこの地域にあたります。現在では旧成岩の地域は8区に別れていますが、名称は今でもそのまま受け継がれています。
山車の紹介
善六角の出合い
成岩神社の打ち込みに先立ち、善六商店角(有楽町交差点)に、北から4区の成車が、南から3区の旭車、南車、神車が進行し、交差点内に赤法被など役員が集まり、挨拶・打ち合わせを行った後、決められた順序で成岩神社へ打ち込みます。
成岩神社の打ち込み
大獅子・小獅子の舞
成岩神社本殿脇の舞台では、成岩4区による、大獅子・小獅子の舞が奉納されます。
大獅子の舞は白鶏の冠をつけた「ささら摺りりの童子」が獅子に寄り添いながら、乱獅子、花獅子、鳶獅子、剣獅子の4曲を舞い踊る。
この舞は江戸中期以前から存在し、平安末期の獅子舞の形が格調正しく伝承されているといわれます。
(愛知県指定無形民族文化財)













