Windows Vistaとメイリオ

 公開日:2008.01.08  最終更新日:2020.07.06

昨年8月にOSをWindows XPからVistaに変更した。
Vistaのパッケージ自体は、昨年正月に新しいマシンを自作したときに無償バージョンアップでアップグレード版を入手していたが、半年間部屋の片隅で封印されたままだったのだ。
いつもの私なら入手した時点で即刻インストールしてしまうのだが、画像処理ソフトの一部がVistaに対応していなかったから我慢せざるを得ない事情があってのことだ。
もっとも仕事先では4月からVista機を使っていたから、慌てる必要がなかったのも事実。

移行方法はいつもと変わらない。新しくHDDを買ってそれに新しいOS(今回はViata)をインストールする。
インストールが終わったら今まで使っていた旧XPのHDDからメールデータや設定ファイルをコピーするだけと言葉で表すと簡単そのもの。
しかし、本当はこの方法でアップグレード版はインストールしてはいけないらしい。いや、インストール出来ない仕組みになっているのだ。
が、実際はインストール出来てしまったのだし、それは決して違法ではないのだからよしとする。

Vistaは巷では評判が良くないようだが、私には何の問題もないし至極快適である。
(という事にしておこう…)
XPも最初はそうだったように、新しいインターフェース、操作性に慣れていないせいもあるのだろう。XPで使えたソフトがVistaで使えないというのも、新しいOSなら当然あり得る、というのが私の見解。
使い勝手は本やネットが詳しいのでここではしないが、新しいフォントである『メイリオ』について少し紹介する。

『メイリオ』は「明瞭(めいりょう)」が語源でディスプレーで見ても印刷しても明瞭に読めるということらしい。
特に液晶ディスプレーで見やすいようデザインされたとかで、デスクトップなど大半のシステムフォントはこの『メイリオ』で表示されるようになっている。
人によってはこのフォントが嫌いだという意見もあるようだが、私には見やすくて好ましく感じる。
ゴシック系フォントだが、従来のMSゴシック等に比べると同じフォントサイズでもやや大きく、太くしかも行間を広く取っているからだろうか。確かに明瞭だと思う。
しかし一つ一つのフォントをよく見ると変なところもある。
例えば下図右側の上から3行目「熟成させて」の部分。文字の高さがバラバラに見えないだろうか。

ホームページで使用するフォントは条件付きで指定出来ることになっている。
その条件とはホームページを見るパソコンにそのフォントがインストールしてあるか否かということ。
「尾張の山車まつり」ではここ数年更新したページは『MS UI Gothic』と『Verdana』で表示されるように指定している。
格別に見易いとかフォントが美しいというほどではないが、まあ、好みではある。

だから「尾張の山車まつり」のフォントを『メイリオ』に指定する事も可能であるし、出来ればそうしたいと思っている。
しかし『メイリオ』のインストールされていないパソコン(XP以前)では『メイリオ』では表示出来ない。どうなるかというと『MSゴシック』に置き換わってしまうのだ。(Macでは多分Osakaだろう)
例のように『メイリオ』と『MSゴシック』では文字の大きさや間隔が随分違うから、レイアウトも狂ってしまうことになる。
不可能ではないにしても、大変そうだ…