マイクロドライブ

 公開日:2003.11.24  最終更新日:2020.07.03

D100でJPEGだと256MのCFカードで約76枚撮れる。RAWだと僅か25枚。何とも心許ない撮影可能枚数である。それで、512MのCFカードが食われてしまった?ので、新たに追加購入する事にした。
デジカメを買い替えるたびに、画素数アップ→撮影可能枚数減少→CFカード増量の無限ループ地獄である。

どうせなら1Gあたりが欲しいと思ったのだが、3万円も4万円もするのでは、さすがに手が出せない。
そこで目についたのがマイクロドライブ(以下MD)。超小型のハードディスク(HDD)が内蔵されていて、容量は1Gだ。これ1枚あれば当分メモリ不足の心配はないだろう…と、思う(^_^;)

だが、問題はMDがHDDだという事。こんな小さな筐体に内蔵された極小モーターでディスクが高速回転しながら記録するのだから、当然衝撃には弱い。
もしも夕方クラッシュしたら、その日撮影した画像がすべて消えてなくなってしまうのだ。

考えるだけでも恐ろしい事だが、その容量とコストパフォーマンスには魅力がある。メモリを使い尽くして涙を呑んだ経験は今も忘れられないのだから。(いつ、どこでと聞かれても忘れてしまったが)

悪魔のささやきには勝てず、MDが手元に届いたのはその2日後であった。

肩や首にかけたカメラを、あちこちガンガンぶつける事の多い私だから、何年いや何ヶ月耐えうるのかは神のみぞ知るである。もし壊れた暁には、またここで泣きを入れる事にしよう。

MDをD100にセットすると撮影枚数はJPEGで318枚、RAWで107枚となった。JPEGなら大抵これ1枚でOKだろう…と思う(^_^;)
全カットRAWで撮るには心許ないが、既存のCFカードを加えれば何とかなるに違いない…と思うが、私の計算ほどあてにならない事はないから。

画像の保存レスポンスは思ったほど悪くない。遅めのコンパクトフラッシュ並みだろうか。
で、試写をいざパソコンに取り込もうと、カードリーダーに挿入しようと思ったが刺さらない…
このカードリーダーは5年ほど前に買ったもので、現在ほどデジカメもUSBも普及してなかった頃の製品だから、内蔵式のSCSI接続仕様である。

コンパクトフラッシュの仕様にTYPE1とTYPE2があるのをすっかり忘れていた。マイクロドライブは少し厚いTYPE2だったのだ。

仕方なくカードリーダーを買ってきたのだが、SCSI接続より転送速度が速かったのは棚ボタと云うべきか。

余談だが、このカードリーダーはフロッピードライブとともに最古参で、ご覧の通り汚れが著しい。しかも、似ているので下に挿入しなければならないCFカードを間違ってフロッピードライブに入れてしまうこともある。これをやると悲惨で、パソコンを解体しないと取り出せなくなるのだ。
早い時期にSCSI接続のカードリーダーは御隠居願わなくては。

D100に替えた途端、ドンドンお財布が軽くなっていく気がする。更に…

左がマイクロドライブ。右はコンパクトフラッシュだが、あれ?512Mが復活? 実は二代目である。今度は45倍速だが何の45倍だか(^_^;)

左がマイクロドライブ。右はコンパクトフラッシュだが、あれ?512Mが復活?
実は二代目である。今度は45倍速だが何の45倍だか(^_^;)

古ーい、カードリーダー。

古ーい、カードリーダー。