そしてD100

 公開日:2003.11.15  最終更新日:2020.07.03

今度のカメラはデジタル一眼レフである。ご存じない方に簡単に説明すると、『レンズ交換が出来るカメラのフィルムがある部分にデジカメ機能を押し込んだカメラ』である。
デジカメ同様一眼レフも昔からニコンを愛用してきたので、交換レンズが共用出来るニコンD100は当然の選択である。

横須賀まつりに間に合うように入手して早3ヶ月。今のところ不満はほとんど無い。私にしては珍しい事である。いや唯一引っかかるのはその値段なのだが、ここでは触れないし、思い出したくもない(-.-;

E5700総括で述べた短所はすべて解決したのだが、特に驚いたのが驚異的な電池。二回りほど大きくなっただろう専用のリチウム電池は、私の華麗な乱写をもってしても1日で使い切る事は不可能であった。多分1000枚くらいは無充電で撮影出来るのではないだろうか。

これで如何なる条件でも、予備の電池は持ち歩く必要がなくなったのだ。毎度の憂鬱が一つ解決。
最もこの省電力には理由がある。背面の液晶がファインダーとして使用出来ないため。常時点灯していないからだ。これは一眼レフの構造からなのだが、液晶画面は撮影後の画像確認と各種設定が主な役目となる。

ただ、人垣の後ろの方から両手を上に伸ばしてシャッターを切る「デジカメ撮り」が不可能になったのは痛いが。

電源を入れると瞬時に撮影可能になるのも心地がよい。簡単なようだが、これが出来るデジカメは数少ない。これなら普段電源を切っておいても慌てずに済むだろう。

実はこのカメラを選んだ理由には裏がある。何年か前に買った一眼レフのF80とほとんど同じ形をしているのだ。
『また、カメラを買ったの!』
などと言われることがない。買換えはカミさんには内緒なのだ。大体機械音痴だから色さえ同じならば気が付きはしないと思うのだが、念には念を入れて…

F80(左)とD100(右)

F80(左)とD100(右)

実際に並べて見ると、高さは違うし裏面は液晶があったり相違はあるが、別々に見たら私だって間違えそうである。
ボタン配置や操作性まで一緒なのはD100自体がF80の基本コンポーネントを流用しているから。これは2台同時に使う時には便利だろう。

画質だが、これまでのデジカメとは次元の違うもので、ダイナミックレンジは明らかに広くなっている。単に500万画素から600万画素になっただけではなく、広いCCD面積が影響しているのだろう。
だが、このカメラ普通に撮っただけの画像を見ると落胆する人は多いだろう。一見キレのない画像はレタッチすることによってこそ、見違えるようになるのだ。そのためにはJPEGでなくRAWで撮影するのがベターなのだが、これだとファイルサイズが大きくなって、更に混沌と…