パソコン改造とJAVA

 公開日:2004.07.29  最終更新日:2020.07.03

午後8時パーツの移植作業開始。どこの家庭でも同じ(だろうと思うのだが)何か買って来るとカミさんはブツブツうるさいのだ。
それで、いつもはパーツの交換などは夜中にこっそり入れ替えてしまう。外見が変わらなければ判りはしないのだから。デジカメなども、もう5年以上買い替えていないことになっている(^。^)
だが、今回は大がかりだからそんな訳にはいかぬ。この日のために、何日も前から「パソコンが変だ、壊れた」という言葉を何度も発してあるのだ。
だから、今回は堂々?とゴールデンタイムから買ってきたパーツを拡げて大手術開始である。それでも、我がカミさん、資金はどうしたの?とは聞かない。実際聞かれたら困るのだが…

ピカピカのマザーボードにCPUとメモリ2枚を差し、旧マザーボードと交換。ついでに2ヶ月ほど前に衝動買いして部屋の隅に転がったままになっていた静音電源ユニットも交換。
そして、nova3mk2と外見はまったく変わらぬnova4が完成したのは2時間後。猫のこじろーが邪魔するかと思ったが、時々匂いは嗅ぎにくるものの関心はないらしい。
最後にWindowsXPのインストールだがもちろん何の問題もない。LANやインターネットの設定はルーターの方で記憶しているのか、何もしなくてもネットは接続可能状態になっている。『システムの復元』を実行したらメールやアドレス帳、壁紙まで復元されたのには驚きだが、ラクチン(^。^)

ここまでスイスイと来たのに、ここで予想もしなかったトラブルで急ブレーキ。
テレビに繋いである東芝のHDD/DVDレコーダーRD-XS31とはLANで接続してあり、番組予約(iEPG)やタイトル・チャプター名など、パソコンのブラウザ(IE)で入力出来るようにしてあるのだが、これがうまく動作しない。
DNSだのIPアドレスだの小難しい設定を説明書を見ながらセットするがどうしても動画のサムネールがパソコン側で表示されない。

やっと原因がわかったのは窓の外が明るくなりだした頃(^_^;)
RD-XS31のネット機能はJavaで動いていたのである。JAVAの詳しい説明は省略するが、我がnova4にはそのJavaがインストールされていなかった。
知らなかったのだがWindowsXPのサービスパック1(SP1)には2種類存在し、初期のSP1にはJAVA機能が組み込まれており、今年2月頃からのSP1にはそれがカットされてしまっているらしい。
(どうやら開発元の米サン社とマイクロソフトの泥沼の訴訟がからんでいるらしいのだが。)
だから再インストールによって旧SP1から新SP1に変わってしまったnova4ではRD-XS31は操作出来なかったのだ。
原因がわかれば事は簡単でJAVAを単独でインストールすればよい。。。と思ったのだが、マイクロソフトのサイトを目を皿にして探してもJAVAは見つからない。
googleで検索して見つけたのは某証券会社のホームページ(^_^;)
株価のグラフ表示にJAVAを使っているらしくて、FAQに載っていた。
その後、新nova4はいたって快適である。

※JAVAは米サン社によってOSの種類を問わずあらゆるコンピュータで動作するよう開発された言語で、マイクロソフト社も、米サン社からライセンスを受けMicrosoft JAVA VMとしてWindowsに組み込まれていた。
ところが、VMの互換性に関する問題からマイクロソフト社とサン社は何度も訴訟と和解を繰り返し泥沼の戦いに…
今まで閲覧出来ていたインターネットの特定ページが、パソコンを変えたら見られなくなったら、多分これだろう。

旧機 改造後
CPU Pentium4 1.7GB Pentium4 3.0GB
メモリ 1GB(512*2) 1.5GB(512*2+256*2)
HDD 40GB+80GB 120GB+160GB+80GB
グラフィックボード Millennium G550 Millennium G550

メモリはその後256Mを2枚追加して1.5Gとした。これだけあればNikonCaputureとPhotoShopを同時起動して複数画像を編集しても快適である。
グラフィックボードはこだわりのMatrox社のMillennium G550だ。WindowsXP発売以前から使用しているので、もう何年になるだろうか。滲みのないテキスト文字の美しさは天下一品でこだわりのボード。ただグラフィック性能のトロさも天下一品で、3Dゲームなどはやる気が起きなくなるのが玉に瑕…

相変わらずマイコンピュータは賑やかだ。120GBを分割して50GBをWindowsシステム用(C)に、データ用(D)は60GB。150GBのHDDはスワップファイルやアプリのワークエリア(E)として15G確保。残り(F)はすべて画像データ用。これで当分の間画像CD-RやDVD-Rをいちいちセットしなくてよい。
Gドライブは外付けのUSBドライブでバックアップ用とDVDを焼くためのワーク領域に。

以下J:外付けMOドライブ、K:内蔵CFカードリーダー、Q:DVDコンボドライブ、R:DVDスーパーマルチドライブ、H:USBのCDカードリーダー、I:USBのSDカードリーダーとなるが、我ながらよく考えてファイル操作しないと間違えそうである…