公開日:2003.12.04 最終更新日:2020.07.03
D100は一眼レフデジタルカメラだから、レンズ交換が出来る。交換する際にはカメラ内部が剥き出しになってしまう。(右写真は類似機のF80)
金属マウント部の奥にミラーがあって、その裏にローパスフィルターと心臓部のCCDがあるのだが、レンズを外したときにゴミ・ホコリが侵入してローパスフィルターにくっついてしまうことがある。
これがくせ者で、一旦取り憑いたら少々の事では取れないのだ。そして外部からだけでなく、使っているうちにカメラ内部の微少な金属屑も付着するらしい。
そしてやっかいなのは、このゴミ・ホコリが撮影画像にしっかり写ってしまうこと。
我がD100も、いつしかこれが目立つようになってきた。右の例では画像の中央上部と右側の空に小さな点が2つほど確認できるのがそれである。
縮小画像だからそれほど目立たないが、パソコンで拡大すると、さらに大小10個ほど確認できる。
下左画像は黒点部分を等倍に拡大したもので、レタッチすれば見えなくなってしまうのだが、ローパスフィルターに貼り付いているのだから、撮影した全画像の同じ部分に写ってしまうのだ。
今回の画像例では空の部分が単純で色濃度が薄いため目立ってしまうのだが、画像の性質によってはそれほど目立たないケースの事もある。それでも1枚1枚ゴミ消しをするのは大変な手間ではある。
ミラーアップしてゴミをブロアで吹き飛ばそうとしたのだが、ミクロン単位でしかも静電気で付着でもしているのだろうか、微動だにしない。
壊れては元も子もないので、祭りシーズンが終わったある日、メーカーのサービスステーションに持ち込むことにした。
待つこと10分程度で作業は完了。確認するとゴミは一つ残らずキレイになっていた。
1年間の保証期間中は何度でも無料で処置してくれるらしいが、問題は保証期間後と土日休業のサービスステーション。
そうそう会社を休んでゴミ取りに行けるでもなし。何らかの対策をとらねばならないが、名案が浮かばない。
ホコリの等倍拡大
