公開日:2000.06.17 最終更新日:2020.07.14
- 場所
- 半田市亀崎潮干祭
- コメント
毎年この時期になると律義に梅雨入りとなります。ジメジメと、うっとおしい日が続き、お母さん方は「洗濯物が乾かなくて困るワ」と毎日同じ事を飽きもせずおっしゃいます。でも梅雨時に雨が降らないとまた困った事になるのは皆様ご存じですね。
ただし『祭り』と『雨』が重なると、これはもう誰でもガッカリするものです。そりゃ1年間待ちに待ったのに雨と来ればね。少々の雨ではやめられません。山車にカッパを着けて出陣と相成ります。
伊勢門水著の『名古屋祭』」では「名古屋の祭りは雨天順延・・・・」とありますので、昔は雨が降ったらまた明日!という事だったようですが、現在でも「雨天順延なのは亀崎潮干祭くらいでしょうか。
というわけで、ちょっとだけ古い写真ですが、平成10年の潮干祭前の日での出来事です。
早朝まだ人もまばらな頃、私は5台並んだ山車を前から順番に撮っていきました。順調に最後の西組まで進み、さあ今度は幕を撮ろうと、今度は逆に後ろから撮り始めました。ところが、突然雷鳴とともにすさまじい雨が降り出したのです。5月の雷は珍しいなんていってる暇もなく各組とも山車にシートを掛けるのに大わらわです。私といえば、もちろんそんなシーンを撮る余裕などなく、傘など持っていませんから、カメラをバッグにしまい傍らの商店の軒先に避難するのがやっとでした。(上の写真は左側の吹流しが取り残されて濡れ鼠となっています)雨はその後も止むことなく呼び物の海浜曳き下ろしも中止となりましたが、雨天順延とはなりませんでした。(昨年平成11年の後の日は雨天順延となり翌日実施されました)
私は、雨は好きではありませんが(誰もがですね!)雨だからといって祭り見物を中止することはまずありません。「何でこんなところにいるんだろう」と自問自答しながら祭りの中にいます。ですから雨の写真も一杯撮っています。
これから当分の間『雨の山車祭り』をこのコーナーで取り上げようかと思います。ただでさえ憂鬱なこの時期こそサッパリ・カラッとした写真の方がいいかとも思いますが、しばらくご容赦!

