第20回 何か変

 公開日:2000.06.10  最終更新日:2020.07.14

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場所
名古屋市緑区有松町「有松絞りまつり」
コメント

有松絞りまつりは旧東海道一帯で開かれ例年多くの人が訪れ賑わいます。沿道は人で溢れ有松絞りを扱うお店はどこも満員。多分安くてお買い得商品が並んでいると思うのですが、私にはわかりません。
この絞りまつりに、山車が展示されます。これは秋に行われる有松祭りの3台の山車です。

上の写真はそのうちの西町の「神功皇后車」です。でも何だかちょっと変ですよ?
そうです。水引幕がありませんね。この神功皇后車の水引幕は渡辺崋山の息子渡辺小華の下絵による四季の花々を刺繍した清々しい幕です。私はこの水引幕見たさに有松の西端まで歩いてきたのですが、あらら。。。。。
町内の人にお聞きしましたら「祭りじゃないから。。。」とのこと。折角だから、あとチョット手間をかけて水引幕もお願いしたかったですね。

一方、中町の「唐子車」ですが、元は内海の豪商が贅を尽くした豪華な山車です。しかしこんな展示ではまったく見えませんね。ただ単に倉の扉を開けただけですよ。山車はシートも埃もかぶったままでした。それとも『こうやって格納してあるんですよ』と見せているのかな?
あるいは、見せているのではなく『単なる、空気の入れ換え』かも。

もう1台、東町の「布袋車」。ここはすべて飾られ、1日に何回か文字書きのからくり人形も披露していました。もちろんお囃子もね。この布袋車の近くは黒山の人だかり。

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    空木立ちが下の一部のみ覗ける

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    布袋車前の路上は人で一杯