公開日:2001.09.18  最終更新日:2020.10.22

場所
東海市横須賀町
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真っ直ぐ床に拡げられた長~い布。これは、横須賀まつりの楫方が着用する『化粧まわし』で、腰にグルグル巻いてきつく締め上げます。

なぜこのような長い布を巻くのでしょうか。重い山車を担ぎ上げるため、腰の安定と保護の役目を果たしているのか。それとも地味な?楫方装束をきらびやかに見せる演出なのでしょうか?。

組み合わせる布は、山車組によって異なりますが2枚又は3枚を重ね合わせ、長さはなんと4.5メートルから5メートルもあります。

この化粧まわし、毎年新調する事になっています。デザインを決めるのは新楫の特権とか。。。。

結び目にも特徴があり、やや長めに垂れるように縛るのですが、この結び目は楫棒に付くと山車の外側になるように結びます。

ところで、気になるのは、毎年化粧まわしを新しくすると、古い化粧まわしがどうなるのかということ。祭礼終了後には個人所有となるのですが、多い人だと何十本も貯まることになります。

そこで、楫取り経験者100人(→7人)に聞いてみました!

『古い化粧まわしはどうしてますか?』
「全部衣装ケースにとってあります。」
「タンスの肥やし」
「いつの間にか消えていた。。。。」
布団カバーにしたという答えもありましたが、いい夢が見られそうでグッドアイデア!
「カーテンにした」とか「洋服を縫った」「浴衣を作った」などの答えは聞けませんでした。

さて、横須賀まつりに行ったら、この化粧まわしにも注目してみましようか。

そうそう横須賀まつりリカちゃんも「化粧まわし」してたっけ。