公開日:2007.02.21 最終更新日:2020.07.06
サブ用のコンパクトデジカメは4年前に買った200万画素のサンヨーDSC MZ-3。その後もオリンパスμ(300万画素)やリコーCaprioR2(500万画素)なども使ってみたが、MZ-3に取って代わることは出来なかった。
地味なカメラだがその分基本性能はしっかりしていて動画はしっかり撮れるし、ちょっとしたスナップに重宝していた。
しかし、さすがに4年も使えばアラも目立ってくる…
そんな気持ちをMZ-3も察知したのだろうか、去年の暮れに電池が壊れて充電出来なくなってしまった。
まあ、よく使ったから寿命なのだろう。電池だけ取り寄せても良かったのだが、この際だからと買い換える事にした。
で、次期サブカメラの条件をリストアップすると。
- ワイドズーム・・・35mm換算でf28mmから始まる広角ズーム。望遠側は程々でよい。
- 手振れ補正付きまたは高感度・・・日中はともかく宵祭りは小カメラだけで手抜きしたいな。
- 動画・・・今時のデジカメはどれも一応動画は撮れるのだけど、画質もしっかりしていること。
- コンパクト・・・小さすぎて構えにくいのは論外だが、MZ-3より薄くて軽ければいいかな。
- メモリカードがSDであること・・・将来性のない?XDピクチャカードとかメモリスティックは×だ。SDカードなら手持ちが流用可能でもある。
- 安いこと・・・サブカメラだから控えめに。
だが、あんなにカメラ売り場にデジカメが並んでいるのにワイドズームで手振れ補正機能を持つカメラに候補を絞ってしまうと、キヤノンIXY900ISとパナソニックFX07、それかリコーのR5しか選択肢がなくなってしまう。
ワイドレンズってその程度の需要しかないのだろうか?
確かにあの小さな筐体に収まる28mmから始まる広角ズームは設計が難しくコスト高になるのかもしれないが。
その少ない選択肢からIXYは価格的に折り合いが悪く、広角端の描写もよくないらしいので除外。パナソニックFX07に絞ったところで、パナソニックから後継の新型FX30が発表された。
ラッキー!旧型が安くなるぞ、とネットで情報収集したところFX07より更に旧型のFX01という2世代前のモデルの評価が高いようだ。
気になったのでお店にいったらどこにも在庫がない。そうだろうね旧型機だもの。ネットショップも在庫がないかあってもFX07の方が高かったりする。
たまたま会社帰りに近くの家電屋によったら片隅にひっそりFX01があった。外観はFX07とほとんど同じだが紛れもなくFX01だ。
両機を店内で試し撮りさせてくれたので撮った画像をパソコンで確認すると。
確かにFX01の方がダイナミックレンジも広くノイズも少ない…ような気がする。(その程度の差だってことだが)
01は600万画素、07は720万画素。画素数が多くなってもCCDのサイズは同じ。つまり1画素あたりの受光面積は600万画素ほうが広い。画素数が多ければいいってものじゃないのだ。
どうせメモ代わりかHp用だからこそMZ-3の200万画素で十分だったのだから、600万画素もあれば十分お釣りが来るし、どうせこのカメラで大きくプリントする気もない。
買う気は十分だったが、売る気のない値段が付いていた。
2世代も前のカメラだぞ、売れ残っちゃうぞと店員に呪文を唱えて我ながら信じられない値段で買い求めたのでした。
MZ-3に比べ軽くて薄くてポケットにも入るFX01は今のところ不満はない。(あくまで今のところだが)
あゆのCMで売っているので軟弱なカメラかと思ったが、そうでもないようだ。電池フタなどはしっかり金属製だし、レンズはライカのVARIO-ELMARITだ。
デザインと一部仕様を替えてライカで販売しているくらいだから、見かけによらず硬派なのかもしれない。
この写真の角度から見るデザインはなかなかあか抜けているとも思うが。
このFX01(FX07もだが)、カラフルな種類がある。店頭で確認した時にシルバーとブラックでは手触りに大きな違いがあることに気が付いた。
シルバーはサラサラの外装の地肌そのものだが、ブラックはヌメッとしたちょっと厚みのある塗装がしてある感じで、手に持っても滑らない。違いは色だけじゃないんだ。
