ちょっと気になる倉

狭い道路

倉の画像は出来る限り正面もしくはそれに近いアングルで統一しています。使用レンズは主に35mmレンズから50mm相当のレンズです。しかし一部斜めから撮影した画像があります。
なぜかと言いますと、倉に面した道路が狭く、撮影する時にギリギリまで下がっても正面からでは全景が入らなかったためです。(向かいの民家の垣根にへばりついても)この斜め度?が山車の倉入り・倉出しの難易度に比例するのかもしれません。亀崎西組、岩滑新田奥組、大田荒古組など

広い道路

上とは反対に、名古屋市東区新出来の格納庫は、とても交通量の多い市道出来町線に面しています。片側2車線+歩道付きの広い道路なのですが、道路の向こう側から撮ろうとするには遠すぎます。それで、信号の変わり目で車が来ないのを見計らい、大急ぎで車道に出てパチリ(怖い)。
山車の出入りには、交通規制が必須。また、格納庫前の分離帯は取り外しが出来るようになっており、直接対向車線に行くことが出来ます。

狭い倉

名古屋市中村区の紅葉狩車と二福神車の倉(保管庫)は奥行きが足りません。(名古屋駅前でビルが林立しており地価もかなり高そうな場所ですから)
10月の秋祭りの前に倉から出されて楫棒締めが行われた山車は、そのまま防水シートで覆われ名古屋祭りが終わるまで、半月以上も倉近くの道路端に据え置かれます。楫棒が邪魔になって倉に収まらないからです。
これは知多型の山車が、祭り前後にしかサヤを使用しないのとは全く逆で、祭りには倉が使えないという変な倉です。

安全な倉

横須賀本町組の倉は平成13年に移転した。そこは角地なので北側と西は道路に面している。東側は芝生になった空き地で、残りの南側はというと、交番があるだけで民家が一切無いのです。つまり火災(類焼)の心配をしなくてよいのが、この本町組の倉。
そして、交番の隣という防犯上の安全も確保されている絶好の立地条件でもある。

危険?な倉

前や横に川が流れている倉があり、氾濫が心配。また、老人が集うお堂が隣にある倉もあります。蝋燭や線香の後始末には注意してもらいたいもの。双方に該当するのが成岩西組。

カモフラージュされた倉

根古屋の倉は、普段は見ることが出来ない。鳴海駅近くの道路に面しており、人通りは多いが山車倉に気づく人はほとんどいないだろう。それは商店の駐車場の奥にあり、倉の周囲が看板で覆われてしまっているから。
注意深く見ると、看板の上からは亙屋根がのぞいており、かがめば扉もみえるのだけど。

桂馬の倉

鳴海裏方の花井・丹下・北浦の倉は成海神社横に斜め縦列で建てられています。

中身が入れ替わってしまう倉

横須賀の八公組と圓通組が合併して出来た公通組は、現在も山車を2台所有し、隔年毎に運行します。曳かれない方の山車は、祭りの時に神社近くの空き地に飾り付けて展示されます。
この飾られた山車は本楽の夕刻になると数十メートル離れた八公車の倉に格納されます。そのため円通の山車が展示の年には、八公車の倉に円通車を格納することになります。一方、祭りに使用された八公車は、祭りが終わったら、そのまま空いている円通車の倉に格納されますから、2台の山車は倉違いになるわけです。

で、どうするのかと思いましたら、そんまま年を越して翌年夏の虫干しのときに双方を入れ替えるらしいです。

古そうな倉

ここで言う古いとは、実際の築年数ではなく、雰囲気的な古さですが、大野高須賀町が貫禄十分