祥雲展~知多半島山車彫刻群の新調・ 修復報告書公開と実例の解説

 公開日:2010.04.14  最終更新日:2020.06.24

知多半島の山車彫刻の新調・修復を手掛けて10年。
これまでの事例を展示し、あわせて実際の彫刻を前に、破損の分析と正しい修復の手順を説明する報告会が行われます。

今ある彫刻を直す時はまず現況を分析します
どんな経緯で今に至った痛みか
山車本体との経年劣化を考えて
木材の目の積み方方向も読んで・・・
実は下絵は彫刻以上に大切なのですが
宝蔵倉に彫刻と一緒に保存されているのは稀です
古今問わず彫り手の責任とは将来の修復のために
下絵も一緒にお渡しする事と考えます
下絵がない修復は本来の姿からは必ず離れてゆくからです
その場合最も大切なのは個々の題材が持つ"流れ"に沿わせる事です
(同展パンフより)

日時 平成22年4月24日(土)~4月25日(日)
時間 10:00~16:00(25日は15:00まで)
会場 住吉福祉文化会館(住吉神社)
愛知県半田市宮路町53(Tel0569-22-3535)
入場料 無料

※全面修復された住吉神社御神輿も同館ロビーで一般公開されます。