公開日:2003.12.04 最終更新日:2020.07.03
1年間に捜し物に費やした時間を累計すると、多分恐ろしい数字が出るだろう。それくらい、私は始終捜し物をしている。『○○が載っている本(資料)』、『○○のデジカメファイル』等々モノからパソコンに入ったファイルまでいつも探しまくっている。
月末近くなると『お金はどこだ』と現金までも探す対象になるのだが、最初から無いのだからこればっかりはいくら探しても見つかりっこないのだが。。。
元々、整理整頓は得意な方ではないが、毎度必要なモノがすぐ取り出せないとなると、多少の努力はするようになる。気分がハイの時など、100円ショップでファイルケースやボックスなど買ってきて、項目別に分類したり、本棚をきれいに整頓してみたりする。
だが、それもつかの間で、元々趣味は少ない方じゃないから本(雑誌)も資料もあっという間に床に山積みになってしまう。
どんどん上に積み重ねていくから、時系列に積んであると言えば聞こえはいいが、必要になって途中から抜き出したりするから、じきに収拾不能に陥るのだ。
また、一生懸命分類してケース別に収めた資料も、そのケースごと無くなって探す事にもなりかねない。
その点パソコンデータは一応ファイル検索出来るから多少はマシかも知れないが、『○○が写った画像』となると、結局膨大なファイルを1枚1枚探す事になるのだから同じかもしれない。
ある日マウスを買い換えた。マウスなど入出力のインターフェースには多少のこだわりもあって、選ぶのもなかなか大変なのだ。
お店に展示してあるマウスを片っ端からクリクリして決めたのが「マイクロソフト ワイヤレス インテリマウス エクスプローラ」という長ったらしい名前のマウス。訳すと無線で、5ボタンがあるボタンの機能割付けがカスタマイズ出来るマウスということ。
バカでかくて、重くて、格別握り易くもなく、ボタンの配置も悪く、カスタマイズも中途半端で、我ながらなぜこんなのを買ったのかと不思議に思うのだが、買ってしまったのだから仕方がない。
唯一の取り柄は横スクロールがボタンで出来ること。ホイールを前後に廻すと縦スクロール、横に倒すと横スクロールが出来る。ただ横スクロールなんてこんな場合にしか使わないのだが…
思った以上に便利だったのが、ワイヤレス。今までのコード付きマウスだったら、動かすたびに「決して狭くはないのだが、あれこれ散らかって空間の少なくなったデスクの隙間」をコードがのたうち回るのが常だった。時には何かに引っかかったりして…
それが、コードがないのだから、マウスパッドの上だけスペースがあればいい。なければ膝の上でも、ちょっと席を離れてコタツの上からだって(^.^)
そんなマウスにも慣れた頃のある日、ふと見るとそのマウスが無いのだ!
そんなハズはないと、探し回ったのだが見つからない。忽然と消えてしまったマウス…
メールチェックやネット閲覧程度なら、マウスが無くても[Tab][Ctrl]キーなどを駆使すればキーボードだけでも使えない事はない。だが、いつまでもそんな悠長な事も出来ず、散々探し回ったあげくついに古いマウスを引っ張り出すことになった。
マウスが発見・無事保護されたのはその2日後、掃除をしていたらソファーの下で赤く光っていた。
そこはデスクから落ちたとしても、絶対転がっていける距離ではなくて、唯一考えられるのはこじろー君しかいないのだが。
口にくわえられる形状や重さではないので、机の上から落として足で蹴っていったのだろうか。
そういえば彼には前科があった。息子のパソコンのマウスを落としてバラバラにしたのだった。
猫のDNAには「ネズミ討つべし」とインプットされているのだろうか。
だが、さてどうする~?
今回は不幸中の幸いで壊れなかったが、何回もデスクから落下させられたら、壊れてしまうのは間違いない。
紐でも付けておこうか。
いやそれではワイヤレスを買った意味が…
