第13回 亀を助けろ!

 公開日:2000.04.14  最終更新日:2020.07.14

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場所
犬山市針綱神社前広場
コメント

昔々、浦島太郎は助けた亀に連れられて『絵にも描けない美しさの竜宮城』に行って『タイやヒラメの舞い踊り』を見て帰ってきたのが、ご存じ「浦島太郎」のお話。(超略ですね)
乙姫と別れ、再び亀の背中に乗って戻り、おじいさんになるクライマックスを演じるのが犬山祭の浦島のからくり人形です。
このからくりを秋の犬山城祭り「からくり夢競演」で拝見しました。

からくりの見せ場は、もちろん太郎が玉手箱を開けてお爺さんになるシーンなのですが、あわれなのは太郎のチャーター便となって航行してきた亀さんです。玉手箱を開ける場面では用済みというわけか、捨てられてしまったのですね。ちょうど私は裏側で見物していましたが、突然足下にドスンと亀が出現したときは驚きました。
そのとき一瞬、私は考えました。『ひょっとして、この亀はいじめられているのではないだろうか?』
迷いましたね。『可哀想だな。助けなくては!でも。。。。。。』
助けるのは一向に構わないのですが、そのあと亀に乗って竜宮城に着くまで海中で息を止めていられるのか自信がありませんし、タイやヒラメのオドリ食いは食べにくそう。。。。
それに携帯電話は圏外かもしれず、家族に連絡が取れないと心配するだろう。(心配されないかもしれない不安も)
ましてや、まだまだおじいさんにはなりたくない。
あ、玉手箱を開けなければいいのか!
でも、開けないと物語はどうなるのだろう?。。。。

ただいま、春祭り真っ只中で多忙に付き『今週のアングル』も支離滅裂!これ以上話を進めると私の精神構造が暴露されてしまいそうなので、途中ではありますがこれにてゴメン!
『玉手箱を開けなかったため、おじいさんにならなかった浦島太郎』の一説はどうなるのでしょう。
亀がドスンと放り出されたのは本当ですが、まじめに考えると、多分仮設のからくり台のため狭くて、出番の終わった亀が邪魔になったためだと推理します。