公開日:2000.02.16 最終更新日:2020.07.14
- 場所
- 武豊町富貴市場組「天王丸」
- コメント
この山車は上山に船を載せた富貴の天王丸という山車です。山車前方の車輪の前に鉄製の覆いが付いていますね。同じく富貴の本若車にも同様な装置があります。
多分、名古屋型の輪懸と同じ役割。つまり人の巻き込みを防止するための仕掛けだと思いますが。確かにこの写真を見る限り、地面と台輪の隙間がかなりありますから有効だと思います。
私はこれを見て最初に思いついたのが市電(昔はチンチン電車とか言って、この地方では今でも岐阜や豊橋で僅かに残っていますね)でした。
えーっと、何と呼ぶんだったか正式名称は忘れてしまいましたが、やはりその市電の前方にも似たモノが付いておりました。
知多半島の山車でこの仕掛けが付いているのは確かここだけだと思いますが、ゴマ隠しで隙間を少なくしている山車はありますね(意味合いは異なりますけど・・・・)昔、名古屋市電を撮ったはずだと押入れを引っかき回すこと1時間。やっと見つけました。前面のアップこそありませんでしたが、何とか判別出来ますよね。
それにしても、久々の押入れ発掘でしたが、私にとって宝の山(家人に言わせるとゴミばかりだそうですが)古い名鉄電車とか飯田線・大糸線の旧国の写真などを見て古き良き時代を思い出したり、ついでに見つけたルービック・キューブをいじってみたり、しばしミニ・タイムスリップ状態でした。


