湯取車は、万治元年(1658)に東照宮の祭礼車として桑名町で作られたもので、幾度かの改造を経て天保2年(1831)に同町が新しく山車を建造した際、この古車を当時の情妙寺前が譲り受けたものです。なお、東照宮祭の山車は昭和20年の空襲で桑名町の湯取車を含めすべて消失してしまい、この筒井町に残る湯取車が現存する唯一の山車となっています。この湯取車は名古屋市内現存の山車では最も古い歴史がある山車です。
湯取神子車保存会
平成20年に行われた東照宮御社参曳行記念